上海汽車が南京汽車を買収、加速する自動車業界の再編―中国

2007年12月26日、中国自動車大手の上海汽車集団と、南京汽車の親会社である躍進集団は北京の人民大会堂で、全面的な提携を結ぶ調印式を行った。上海汽車が南京汽車の全株式を20億9500万元（約330億円）で買収することで同意したという。「新浪ネット」が伝えた。

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発表された契約の内容によると、上海汽車は南京汽車の完成車及び部品部門を傘下に収め、その他サービス貿易部門などは、上海汽車集団と躍進集団が合弁で設立する東華公司に移される。上海汽車は20億9000万元（約330億円）で南京汽車の株式を買収し、躍進集団は上海汽車の3．2億株と東華公司の25％の株式を取得する。

中国最大規模となる今回の提携により、上海汽車が世界トップクラスの自動車メーカーとなり、南京汽車が国内最大の自動車製造基地とすることが期待される。

中央政府や関連部門なども「中国自動車業界の健全な再編を促進させ、中国の自主ブランド力を高めるのに良い影響を及ぼす」と歓迎しているという。（翻訳・編集/NN）