2016年6月14日、仏国際放送ラジオ・フランス・アンテルナショナル（中国語電子版）によると、世界の武器市場は15年、2ケタのペースで拡大し、過去最高の650億ドル（約6兆8861億円）となった。アジア・太平洋地域で軍事費が急増。特に南シナ海の周辺諸国で顕著だった。

英軍事専門誌ジェーン・ディフェンス・ウィークリーによると、アジア・太平洋地域の軍事支出は09〜16年に激増。武器輸入額では全体の71％を占めた。世界の武器市場は前年比11．3％の66億ドル（約6992億円）拡大した。

国別で多かったのはベトナム、フィリピン、バングラデシュ。中国とインドネシア、台湾は減少し、オーストラリアとエジプト、韓国が増加した。特に韓国は今年中に世界4位の軍事大国になるとみられる。オーストラリアは世界3位、インドが2位、サウジアラビアが世界トップの武器輸入国となっている。武器輸出は米国、ロシア、ドイツ、フランス、英国の順となっている。（翻訳・編集/大宮）