絶壁に現れた無数の箱、箱…「懸棺」がここにも?真夏にぴったりのミステリアスな光景に思わず冷や汗のその正体は?

フライメディア    2016年7月7日(木) 18時40分

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「今日頭条網」によると、湖北省神農架林区を旅行していた男性が、崖に広がる何とも不思議な光景を見つけた。遠くから見ると、崖の表面が凸凹しているだけで一見特に変わった風景でもないが、よくよく見ると、どうも人工的に木箱のようなものが取り付けられている。

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「今日頭条網」によると、湖北省神農架林区を旅行していた男性が、崖に広がる何とも不思議な光景を見つけた。遠くから見ると、崖の表面が凸凹しているだけで一見特に変わった風景でもないが、よくよく見ると、どうも人工的に木箱のようなものが取り付けられている。

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男性が旅行した神農架林区は、湖北省の西部に位置し、あの「野人」伝説でも有名な場所。自然が豊富で、国家級の自然保護区として指定もされている。時折、思い出されたかのように「野人が住んでいる」痕跡などがネットを賑わすような少し怪しいにおいがプンプンする森林で、その大自然の生態に魅了されて訪れる観光客や伝説ファンが後を絶たない。

そのようないわくありげな場所で、まさかこのような光景を発見するとは?一見しただけでは、崖に木箱があるだけで、不気味であるが、それほど驚くわけではない。しかし、中国の南方の少数民族に、崖に棺を懸けて葬る独特の風習があることを知っていると、話は違ってくる。福建、江西、広東、四川、湖南、湖北など13以上の省区では今もなお、崖に懸けられた棺群が見られる。なぜ崖に懸けるのか?どう懸けるか?などその謎も多く、その風習や文化を探る研究も続けられている。

発見した男性も真っ先に思ったのが、この「崖棺」の存在。ところせましと集まっているその数を見て、驚いてすぐに立ち去ろうと思ったとしても不思議ではない。緊迫した空気の中で「ブーンブーン」という声が聞こえた男性が冷静に再度観察したところ、「崖棺」にしては一つ一つが小さい。好奇心に負け、近づいてみると、何てことはないその正体を知り、二度びっくりだ。

ミステリアスなその正体は、ミツバチの飼育箱。中国で絶滅しそうな野生のミツバチを飼育していたのだ。「できるだけ自然環境に近づけた方法で飼育して、もっと多くの野生のハチを集めたいから」と崖に飼育箱を設置した飼育者は言う。何ともお騒がせな「ハチ騒動」!まさしく、木箱を開けてみると、なんてことはない光景だった。(提供/フライメディア・編集/徐)

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※本記事は中国・台湾・香港のリサーチ、コーディネーション〜フライメディアの特別提供。フライメディアはさまざまな番組に対応した中国に関するリサーチやロケコーディネーションを行っています。

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