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1月5日、深セン市は2011年からマイカーの使用を制限すると発表。許宗衡(シュー・ゾンホン)同市長が「深セン市2007年経済情勢レポート」で明らかにした。写真は深セン市の渋滞の様子。
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2008年1月5日、深セン市は2011年からマイカーの使用を制限すると発表した。深セン市の許宗衡(シュー・ゾンホン)市長が「深セン市2007年経済情勢レポート」で明らかにしたという。「広州日報」が報じた。
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深セン市ではマイカーがすでに100万台を突破し、深刻な交通渋滞に悩まされている。そのため政府は今後、市中心部や渋滞の激しい地域、ラッシュの時間帯などで通行料を電子徴収する計画。また、駐車場料金の値上げや地下鉄駅付近に低価格の住宅建設なども予定している。
一方、大規模な地下鉄工事も進行中で、2011年には総距離が香港の2倍に達し1日に400万人の利用が可能になるという。これによりマイカーの使用が大幅に減少することが期待される。
海外では、すでに英ロンドンやシンガポールなどで通行料の徴収が行われている。ロンドンでは2003年から導入され、市中心部の交通量が20%から30%減少、路線バスの走行速度が25%も速まったという効果が報告されている。
許市長は「今すぐの規制は時期尚早だが、公共交通網がほぼ整備され次第、早急に計画を実行したい」と語っていた。(翻訳・編集/NN)
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