フライメディア 2016年7月15日(金) 19時10分
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5月12日、ニュースサイト・華龍網によると、重慶市に双子の出生率が10.6%を超える「双子村」があり、現在、その謎を解明するための調査を行っているという。
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世界で双子の出生率は、わずか1:89の割合。しかし、重慶市江津区四屏鎮に位置する青堰村は、別名「重慶の双子村」とも呼ばれており、全村367戸のうち、双子は39組、双子出生率は10.6%にも上る。また、二卵性双生児は7組、三代にわたって双子を出産する家系もある他、驚くことに、家畜も二黄卵を多く産むという。
青堰村に住む程さん夫婦は、10年前に結婚し、長年外地で生活していたが、帰郷した2カ月後に双子を授かったという。程さんは、「山の上で、空気も良い。水も野菜も肉もすべて村で採れたもの。双子を妊娠したのは、おそらく、この環境が影響していると思う」と述べた。
なぜ青堰村で多くの双子が生まれるのか、いまだ原因は分かっていない。
しかし、以前、青堰村を調査した重慶師範大学の地理専門家・劉俊(リュウ・ジュン)氏によると、同村附近の川で採取した水のサンプルから、ミネラルの一種・セレンが、毎1000グラムあたり0.3187ミリグラムも検出された。その値は、標準値より0.2ミリグラムも多い。また、土壌にもセレンが90.21%含まれており、重慶市及び全国の平均値を大きく上回る。セレンには、排卵や卵細胞の分裂を促す可能性があるとみられており、村民が長期にわたり、セレンを含んだ米や大豆など食べ物や水を接種したことと双子の出生率には関連性があるという。
また、青堰村は、平均海抜1100メートルで、森林率は95.41%、工業汚染はない。空気中のマイナスイオンの濃度は、1570個/cm3で、世界保健機構(WHO)が定める空気質ガイドラインに達しており、環境が良い。
現在も多くの専門家が現地調査を行っており、「双子村」の謎に迫る調査が行われている。(提供/フライメディア)
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