あのなつかしの味がなくなる?朝食の屋台を統一基準で組織化へ―中国

Record China    2008年1月10日(木) 15時26分

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1月8日の報道によると、中国名物の朝食を売る屋台はすべて上部の経営組織への所属を求められ、強制ではないが商品やサービスも統一化されることになった。衛生管理も強化される見込みで、営業許可のない個人の屋台は一掃される可能性も。

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2008年1月8日、北京晨報が伝えたところによると、中国料理協会は「朝食を売る屋台などはすべて上部の経営組織への所属を求められ、商品やサービスの基準も統一化される」と発表した。こうした内容を定めた「朝食産業経営規範」が今年の5月から正式に実施される。

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「食の安全」がクローズアップされているのを背景に、衛生面などで問題があると見られていた屋台の管理強化を狙ったものだ。

同規範によると、朝食を売る屋台や車はすべて「朝食産業経営組織」への所属が義務付けられる。商品やサービスの内容、価格、営業時間などは強制ではないものの一定の基準が示され、加工・配送センターなども統一するよう求めている。さらに「朝食を売る店では調味料を置くこと」「調理の際に加熱の時間が長すぎたり温度が高すぎたりしないように」「鮮度を保って販売」「店員の服装、帽子、名札なども統一」など細かい注文も。

中国では、朝はどこでもお好み焼きやワンタンなどの屋台を見かけることができるが、その多くは営業許可書や衛生許可書を持たない個人営業。今後、組織に所属せずに営業を続ければ取り締まりに遭うのは必至だ。しかし、こうした屋台が長年庶民の胃袋を満たしてきたのも事実で、「今回の措置でどこもかしこも似たような味になって、中国人にとってのなつかしの味、おふくろの味がなくなってしまうのでは」と心配する声も出ている。(翻訳・編集/浅野)

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