<リオ五輪>「日本のレベルアップは当然。勢いは中国より上」=中国のシンクロ銀メダリスト、心境を語る―中国紙

人民網日本語版    2016年8月17日(水) 22時0分

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コーチの交代を経て、中国シンクロナイズド・スイミングチームはまた世界の舞台で世界トップクラスの実力を見せつけ、女王・ロシアに追いつくことも不可能ではないことを示した。

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コーチの交代を経て、中国シンクロナイズド・スイミングチームはまた世界の舞台で世界トップクラスの実力を見せつけ、女王・ロシアに追いつくことも不可能ではないことを示した。中国日報が伝えた。

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リオ五輪シンクロナイズドスイミング・デュエット決勝で、中国の黄雪辰・孫文雁組は、フリールーティン・テクニカルルーティンともに安定した実力を発揮し、総得点192.3688を記録。194.9910の高得点をたたき出したロシアに次いで銀メダルを獲得した。シンクロデュエットでの銀は、中国にとって五輪史上最高の成績だ。

日本から招かれた新コーチ・藤木麻祐子氏の指導のもと、中国ペアはフォーメーションや使用楽曲で新たなチャレンジを試み、より強力なパワーと高い芸術性を披露した。

中国卓球チームが世界トップの座に君臨しているように、「ロシアはシンクロ界の大魔王」と言っても、決して大げさではない。ロシアが参加する大会では、他国のチームが取れるのは銀メダル止まりだ。ロシアの選手は難易度、完成度、芸術性のどれを取っても、他国を圧倒しており、ロシアの地位を揺るがすことは、どのチームにとっても当面は難しいと予想される。

中国の実力はロシアに迫ってはきているものの、完全に追い越すことはかなり難しいという現状を、中国のデュエット選手である2人は冷静に認識している。

2014年から黄雪辰選手とペアを組んでいる孫文雁選手も、「打倒ロシア」なる悲願について少しも隠すことなく、「私たちの目標は、ずっとロシアに勝つことだった。次回はさらに良い演技をしたい。私たちが行っている中国独自のフォーメーションは、ロシアのスタイルとは一線を画すもので、中国の文化を顕示する演技だ」と話した。

ロシアに追いつこうと努力する中国チームもまた、各国にとってライバルとしての目標になりつつある。特に、かつて中国代表コーチとして日本から招かれた井村雅代氏が、帰国後、日本チームを再び指導するようになると、日本チームは目に見えてレベルアップし、2020年東京五輪ではさらなる高記録を達成させるという意欲を示している。

「井村コーチは、私達を一歩一歩高みに引き上げてくれた。井村コーチが日本に戻り、日本チームを指導している今、日本チームがどんどんレベルアップするのは当然のことだ」と孫選手は話した。

前回のロンドン五輪では、井村コーチの指導のもと、黄雪辰選手は当時現役だった劉鴎選手とペアを組んだデュエットで銅メダル、団体で銀メダルをそれぞれ獲得した。

追いつくことや追いつかれることによるプレッシャーについて、黄選手は、「中国はただ自分たちがすべきことをするだけだ」と言い切る。

「次回の五輪は日本で開催される。日本チームの勢いは私たちより大きく、地元で良い成績をおさめたいと意気込んでいるだろう。それでも、私たち中国チームは平常心を失わず、自分たちのやるべきことをしっかり行いたい」と彼女は続けた。(提供/人民網日本語版・編集KM)

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