韓国、デモ中に警察の放水銃に撃たれた男性が死亡=韓国ネット「国が国民を殺した」「この国は一体どこへ向かっている?」

Record China    2016年9月26日(月) 16時10分

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25日、韓国メディアによると、昨年11月14日の民衆総決起集会で警察の放水銃に当たり意識不明に陥っていたペク・ナムギさんが死亡したことが分かった。この報道に、韓国のネットユーザーがコメントを寄せた。写真はソウルの光化門広場。

2016年9月25日、韓国・ニューシスによると、昨年11月14日の民衆総決起集会で警察の放水銃に当たり意識不明に陥っていたペク・ナムギさん(70)が、事故から317日が経った同日、死亡したことが分かった。

ペク・ナムギ対策委員会は25日、ぺクさんが同日午後1時58分ごろ、ソウル大病院の集中治療室で死亡したことを明らかにした。司法当局は「ペクさんの死亡原因などを明らかにするため司法解剖が必要」との立場を明らかにしたという。しかし、同委員会は「検察の司法解剖の方針は、『ペクさんが倒れたのは警察の放水銃に当たったからではない』と言い逃れをするためのもの」と主張し、司法解剖に反対している。同委員会の会員約300人は現在、司法解剖などを阻止するためにソウル大病院の葬儀場前で座り込みを続けており、警察は万が一の事態に備えて約500人の警官を配備した。

ぺクさんは昨年11月14日、全国民主労働組合総連盟などが主導し、ソウルの光化門周辺で開かれた民衆総決起集会にデモ隊として参加した際、警察の放水銃に当たり意識不明の重体に陥った。事件後、市民団体らは対策委員会を構成し、当時のカン・シンミョン警察庁長など7人を未必の故意による殺人未遂容疑で告発した。さらに、国とカン元警察庁長を相手取り、2億4000万ウォン(約2200万円)の損害賠償を求める訴訟を提起した。これに対し、警察は「放水銃とペクさんの状態の因果関係ははっきりしない」とし、過度な暴動鎮圧を否定していた。

これについて、韓国のネットユーザーは以下のようなコメントを寄せた。

「これは明らかに、公権力による民衆殺人事件」

「国が国民を殺した」

「情けなくて言葉も出ない」

「韓国を国と呼べるのか?国民を守れないどころか、死に追いやるなんて…。怒りが込み上げてくる」

「国民を死なせてまで自分の地位を守りたいの?この国は一体どこへ向かっている?」

「必ずカン元警察庁長を殺人罪で処罰してほしい」

「パク大統領も処罰しよう。このまま黙って見ていられない」

「次の被害者は自分かもしれない。この事件を曖昧なまま終わらせてはいけない」

「人の命が最優先だ。パク大統領に責任を取らせるべき」

「なぜデモが行われたのか、市民は何のために命を懸けて戦ったのかを、より多くの国民が知る必要がある」

「それでも司法解剖はするべきでは?」(翻訳・編集/堂本

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