Record China 2006年7月21日(金) 13時39分
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診察開始から1時間で、数百人の患者に膏薬を貼った。
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2006年7月20日は、三伏のうちの「初伏の日」に当たる日。朝7時になるとすぐに、北京市にある広安門(グアンアンムン)中医院は、膏薬(こうやく)治療を受けに来た患者で賑わっていた。三伏とは、夏至を過ぎた後の3回の「庚(かのえ)の日」を総称したもので、一年で最も暑い期間と言われている。古くから中国では、三伏は体内の陽気が最も盛んな時期とされ、この時に体調を整えておくことが冬の病気予防に最も効果的と考えられてきた。そのため現在でも、漢方や鍼灸など伝統的な医療を行う中医院では、毎年「三伏」に当たる日、多くの患者が訪れ、大忙しとなるのである。広安門中医院の医師によると、深夜12時から患者が並びはじめ、20日の午前4時には、すでに長い列になったという。あまりの列に、警察および警備員が整理を行い、通常の診察開始時間の午前7時を繰り上げて、午前5時から診察を開始した。診察開始から1時間で、数百人の患者に膏薬を貼ったそうで、目の回るような忙しさは、一日中続くのだという。
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【三伏(さんぷく/サンフゥ)】夏の3回の「庚の日」の総称。夏至を過ぎた後、3回目の庚の日が「初伏」、4回目が「中伏」、5回目が「末伏」とすることが一般的。この期間が一年で最も暑い日とされる。
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