<続報><地下水汚染>中毒者数で官民に大きな認識のギャップ―、情報封鎖も?―湖南省懐化市

Record China    2008年1月29日(火) 2時11分

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25日、湖南省懐化市の工場から流出した硫酸による地下水汚染について、公式発表と民間の認識の間では、中毒者数に大きな差異が見られる。注、イメージ写真は江蘇省南京市の泰准河に流れ込む排水。

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2008年1月25日、湖南省懐化市辰渓県板橋村近郊の硫酸工場から流出した硫酸による地下水汚染で、村民の多くに中毒症状が見られている。

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同県の共産党委員会宣伝部の楊昌友(ヤン・チャンヨウ)副部長は当初会見に応じ、中毒が確認された患者は26人、死者は出ていないと発表。その翌日には中毒患者は65人に、さらに翌日には73人と修正した。

しかし、大手ポータルサイト・捜狐の報道によると、現地では人民医院に300人、中医医院に100人が入院しているほか、赤十字会医院をはじめとする各地の小さな病院まで中毒患者が入院しており、その数は1000人を超えるという。一部の病院では資材倉庫や廊下に急きょ、ベッドを置いて対応していることが確認されている。病院内には私服警官や板橋村の党書記などが巡回しており、実情がメディアに漏れないよう警戒しているとの情報も。

地下水汚染の元凶となったと思われる硫酸工場の裏手には汚水の貯水池があり、その汚水は両脇の田んぼを迂回しながら大きな溝へ流れ込んでいる。これが半月以上前から徐々に地下水に滲みていったものと思われる。(翻訳・編集/愛玉)

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