高速鉄道の座席に指が挟まった女性が非難の集中砲火を浴びた理由―中国紙

Record China    2016年10月5日(水) 17時40分

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4日、中国でこのほど、高速鉄道の座席に指が挟まった女性に対し、ネットを中心に非難の声が多数寄せられ、話題となっている。

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2016年10月4日、中国でこのほど、高速鉄道の座席に指が挟まった女性に対し、ネットを中心に非難の声が多数寄せられ、話題となっている。

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大河報によると、上海虹橋駅から鄭州東駅に向かっていた高速鉄道で2日、女性客が座席の骨組みの隙間に指を挟み、抜けなくなるというトラブルが起きた。鄭州東駅に列車が到着した後、通報で駆け付けた消防員が座席を分解し、ようやく指が抜けた。

このニュースが中国のメッセンジャーアプリ・微信(Wechat)で配信されると、ネット上では「高速鉄道には何度も乗ったが、どうしたら指を挟むことができるのか」「破壊した座席はその乗客が賠償すべき」「女性のせいで列車が30分遅れたなら、彼女が法的責任を負うべきだ」などと批判的なコメントが相次いだ。

女性は、子どもを連れて列車に乗っていた。子どもがブローチで遊んでいたところ、座席の隙間に落としてしまい、女性がそれを取り出そうと手を入れて探していたが、3ミリほどの隙間に指を入れると抜けなくなった。子どもが乗務員に知らせ、列車の整備士が持ち合わせの工具で対処しようとしたが、女性が痛がり、別の工具を用意しようとしたのを女性が制止し、自分で通報したという。

女性とその家族は賠償を要求し、乗務員も列車もその場で立ち往生を強いられた。深夜にまで事情がこじれたことが知れ渡ると、ネット上には「子どもがおもちゃを座席のすき間に挟んでしまったのなら、まずは乗務員に知らせるべきだ。自分で勝手なことをして指を挟み、その上、乗務員にからむなど言語道断だ」「切符には保険が付いている。保険会社に支払いを求めるのが妥当だ」「自分が子どもをよく見ていなかったのに、そのせいで座席を二つも破壊するはめになった。女性が賠償するのが当然だろう」「列車の運行を遅らせることで、どれほどの損失が生じるのか分かっているのか」などと、女性を批判するコメントが次々に書き込まれた。

中国はちょうど国慶節(建国記念日)の大型連休中で、鄭州鉄路局(鉄道局)管内では、毎日約60万人が鉄道を利用しており、乗務員の業務も疲労もピークに達している。そうした中でのトラブルだった。あるネットユーザーは「政府の鉄道部門は、この女性をブラックリストに入れ、今後は高速鉄道の利用を拒否すべきだ」と指摘している。

居合わせた乗客の1人が、女性の切符を見ており、記者が女性に連絡を取ったが、女性はこの件に関して話すことを拒否したという。(翻訳・編集/岡田)

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