韓国西部での中国違法漁船拿捕、摘発強化で大幅減=今後は武器の使用も視野―中国紙

Record China    2016年10月20日(木) 18時30分

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19日、韓国中部海洋警備安全本部は、黄海上で韓国が南北軍事境界線と位置付ける北方限界線周辺海域で違法操業する中国漁船が今年年明け以降、昨年に比べて大幅に減っていると発表した。資料写真。

2016年10月19日、環球時報(電子版)によると、韓国中部海洋警備安全本部は同日、黄海上で韓国が南北軍事境界線と位置付ける北方限界線(NLL)周辺海域で違法操業する中国漁船が今年年明け以降、昨年に比べて大幅に減っていると発表した。

韓国メディアによると、今年1〜9月にNLL周辺で拿捕された中国漁船は3万1781隻。1日当たり116隻で、前年同期に比べて23.3%減少した。9月はカニ漁の最盛期だが、NLL周辺で違法操業する中国漁船は3540隻だった。前年同月の6701隻に比べて大きく減少した。韓国海洋警察によると、中国漁船の減少は人件費や燃料費の上昇、韓国西部海域での漁獲量が以前ほど見込めなくなったことが原因とみられる。

一方、今年6月に韓国の漁業関係者が違法操業する中国漁船を拘留して以降、韓国海洋警察が中国漁船摘発に力を入れたことも背景にあるとみられる。韓国海洋警察は「中国漁船は常に暴力的な方法で抵抗してくるので、警備強化が必要だ。今後は武器の使用指針を策定し、公権力を行使する際に用いる」としている。(翻訳・編集/大宮)

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