韓国・朴大統領、支持率ワースト記録更新でピンチ、頼みの綱は?=韓国ネット「頼る所がそこしかないのね」「自分の信徒ばかりを訪ね歩いて情けない」

Record China    2016年10月21日(金) 7時0分

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19日、韓国・京郷新聞は、韓国の朴槿恵大統領が父・朴正熙元大統領の出身地である慶尚北道亀尾を訪問したことを受け、政治の悪材料に悩む朴大統領が支持層の結集を図っていると伝えた。写真は朴正熙元大統領。

2016年10月19日、韓国・京郷新聞は、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が父・朴正熙(パク・チョンヒ)元大統領の出身地である慶尚北道亀尾を訪問したことを受け、政治の悪材料に悩む朴大統領が支持層の結集を図っていると伝えた。大統領が同地を訪れるのは就任後2度目だ。

朴大統領は19日午前、まず亀尾産業団地で行われた新工場起工式に出席、「われわれを取り巻く与件が良くないほど、新たなビジョンとクリエーティブな発想、そしてチャレンジ精神で前に向かって果敢に走って行かなければならない」と祝辞を述べた。

続いて訪ねたのは地元の伝統市場である「セマウル中央市場」。市場では商店主らが「亀尾の娘・朴槿恵大統領様いらっしゃいませ」とのプラカードで出迎え、朴大統領は昼食に「セマウル弁当」を食したという。その後大統領は同じ慶尚北道栄州に移動、朝鮮時代の学校である紹修書院を訪ね、ここでも大歓迎を受けた。

大統領府はこの日の大統領訪問を「純粋な民生行動」としたが、政治的思惑が多分にあるとの解釈が大勢のようだ。記事は、崩れることのない支持の固さを意味した大統領の「コンクリート支持層」が崩れた今、難局に立たされた大統領が自らの政治的故郷であるTK(大邱・慶尚北道)地域を訪問したのは、支持層結集のためにほかならないとの分析を伝えた。

また朴大統領は18日、セマウル運動指導者大会の開会式で「韓国を再び立ち上がらせたのはセマウル運動の精神だった」と述べ、父親がかつて進めた農村改革運動「セマウル運動」の意義を強調した。こうした朴大統領の姿に、ピンチのたびに「父の歩んだ道」を進もうとする心理が働いているとする声もある。

報道を受け韓国のネットユーザーは次のようなコメントを寄せている。

「まったくおかしな指導者だよ。いまだに正気になれないようだ」

「今ごろセマウル運動って、いつの時代だと思ってるんだ?」

「この状況で亀尾まで行って何になるの?」

「支持率20数パーセントにすがりついているこのありさま…」

「実に情けない。苦しんでいる人を訪ねようともせず、自分を褒めてくれる信徒ばかりを訪ね歩く大統領なんて」

「少しはきちんとやらないと故郷の人だって支持してくれないぞ」

「頼る所が亀尾しかないのね」

「結局、自分なりの色はないってことだ」

「亀尾や大邱でも若い人はもうもてなしてくれないだろう?国が滅びる寸前だよ」

「暇みたいだな」

「国がつぶれつつあるのに喜んでいる亀尾市民…」(翻訳・編集/吉金

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