「米国と決別」ドゥテルテ比大統領の真意、訪日で明らかになる可能性も―中国紙

Record China    2016年10月24日(月) 17時50分

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24日、中国紙・環球時報は、中国訪問中に「米国と決別する」と発言して波紋を広げたフィリピンのドゥテルテ大統領について、その真意が25日からの日本訪問で明らかになる可能性があると伝えた。資料写真。

2016年10月24日、中国紙・環球時報は、中国訪問中に「米国と決別する」と発言して波紋を広げたフィリピンのドゥテルテ大統領について、その真意が25日からの日本訪問で明らかになる可能性があると伝えた。

23日付のフィリピン紙マニラ・ブリティンは、ドゥテルテ大統領は訪日期間中、安倍首相と南シナ海をめぐる問題について話し合うことになるだろうと伝えた。同紙はドゥテルテ大統領の発言を引用し、「日本政府、特に安倍首相とは、経済分野での協力について多く話し合うことになる。もちろん共通の利益に関してもだ。現在、最も重要なのは共通の利益についてであり、それは南シナ海をめぐる問題だ」と伝えている。

読売新聞は「比大統領訪中 仲裁裁勝訴を紙くずにするな」との見出しで、ドゥテルテ大統領が中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席との会談で、南シナ海での領有権問題に踏み込むのを避けたことについて、「中国からの実利獲得を優先したのだろう」と指摘している。中国は南シナ海での中国の主権を否定した7月の仲裁裁判所の判決を「紙くず」とし受け入れを拒否している。同紙は「原告のフィリピンが勝訴を踏まえて『法の支配』の重要性を主張することは、南シナ海での中国の軍事拠点化に歯止めをかけ、「航行の自由」を守る上で欠かせない。ドゥテルテ氏は、この役割を十分に自覚せねばなるまい」と論じている。(翻訳・編集/柳川)

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