中国の砂漠が拡大続ける、40年でクロアチア1国分の面積が増加―米紙

Record China    2016年10月31日(月) 12時50分

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30日、中国で干ばつが激しさを増し、砂漠化が進んでいる。砂漠は40年余りで5万平方キロメートル増え、国土全体の2割を占めるようになっている。写真はトングリ砂漠。

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2016年10月30日、中国紙・参考消息(電子版)によると、中国北部で干ばつが激しさを増し、砂漠化が進んでいる。砂漠は中国の国土全体の約2割を占めるようになっている。砂漠は40年余りの間に5平方キロメートル余りも増えたが、これはクロアチア1国分に匹敵する面積だという。

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ニューヨーク・タイムズによると、内モンゴル自治区から甘粛省にかけて広がるトングリ砂漠は拡大を続け、周辺の砂漠と徐々に一体となり、さらに巨大になっている。中国の砂漠は年3367平方キロメートルのペースで増加し続けており、すでに多くの村や集落が砂に飲み込まれている。気候変動と人類の活動が砂漠の拡大を加速させている。

地域の産業は放牧が中心で、中国政府は住民の移転や植林活動、放牧の制限などにより砂漠の拡大を抑制しようとしているが、砂漠化の傾向は収まっていない。それどころか、住民の移転で牧畜が衰退し、草原が破壊される恐れもある。

砂漠化により、地域では牧畜だけでなく、農業も成り立たなくなり、都市部へ移転せざるを得ない人も増えている。また、砂嵐が頻繁に発生するようになり、首都・北京をはじめとする大都市にも被害が直接発生するようになっている。(翻訳・編集/岡田)

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