消費サービス分野が拡大し「中高速経済成長」軌道に=日中韓首脳会談、年内の日本開催で調整―駐日中国大使館参事官

八牧浩行    2016年11月2日(水) 5時40分

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31日、駐日中国大使館の張梅広報担当参事官は記者会見し、中国経済について「すべての経済指標が安定的に推移している」と指摘。「IT(情報技術)など付加価値の高いサービス分野が拡大し、消費が引き続き上昇しており、中高速経済成長を維持している」と述べた。

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2016年10月31日、駐日中国大使館の張梅広報担当参事官は記者会見し、中国経済について「国内総生産(GNP)が6%台後半、消費者物価(CPI)上昇率が2%台、失業率5%台前半、貿易収支が黒字確保―とすべての経済指標が安定的に推移している」と指摘。その上で、IT(情報技術)など付加価値の高いサービス分野が拡大し、消費が引き続き上昇しており、中高速経済成長を維持している」と述べた。

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中国国家統計局と中国物流購入連合会が発表した10月の製造業PMIは51.2となり、前月から0.8ポイント上昇した。50を3カ月連続で上回り、14年7月以来の高水準。市場予想の中心(50.3)も大きく上回った。非製造業PMIは54.0と前月から0.3ポイント上昇し、10カ月ぶりの高水準となった。

また、同参事官は、日本が主催国となる日中韓3カ国首脳会談の開催日程について、「3カ国間で協議中で、年内の開催を希望している」と述べた。(八牧浩行

■筆者プロフィール:八牧浩行

1971年時事通信社入社。 編集局経済部記者、ロンドン特派員、経済部長、常務取締役編集局長等を歴任。この間、財界、大蔵省、日銀キャップを務めたほか、欧州、米国、アフリカ、中東、アジア諸国を取材。英国・サッチャー首相、中国・李鵬首相をはじめ多くの首脳と会見。東京都日中友好協会特任顧問。時事総合研究所客員研究員。著・共著に「中国危機ー巨大化するチャイナリスクに備えよ」「寡占支配」「外国為替ハンドブック」など。趣味はマラソン(フルマラソン12回完走=東京マラソン4回)、ヴァイオリン演奏。

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