Record China 2008年2月8日(金) 22時20分
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8日、北京オリンピックのスローガン「一つの世界、一つの夢」の本当の原作者は自分だとして裁判が起こされた。本当の原作者は?資料写真。
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2008年2月8日、北京オリンピック委員会会議で採用されたスローガン「一つの世界、一つの夢」が、ある訴訟の結果、実は公式発表の「複数人で考え出したもの」ではなく、国際オリンピック委員会副会長何振梁(ホー・ジェンリャン)氏の案にアメリカのあるコピーライターが手を加えたものだったことがわかった。中国時報が報じた。
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英国フィナンシャルタイムズ紙の報道によれば、訴訟がきっかけで明らかにされたスローガンの本当の作者はアメリカ人のジョージ・ハースラーという人物。
オリンピック組委の発表では、2005年1月1日から1か月間で、2008年北京オリンピックの公式スローガン募集事務局が集めたスローガンは21万件あまり。最終的に、専門家と人民代表や政協委員らが話し合って10件に絞り込んだ。さらに専門家によって意味や語感、各国の言葉に訳した際などを考慮した上で「一つの世界、一つの夢」というスローガンに決定されたとされている。
ところがこれに対して北京の方(ファン)さんという人が疑問を提出、自分こそがスローガンの原作者だとして北京オリンピック組委を告訴した。これにより、北京オリンピック組委は法廷で本当の原作者を明らかにしなければならなくなってしまった。
もともと何副会長が出した案は「一つの世界、一つの未来」というものだった。IOCはもっと「夢のあるものを」として、ジョージ・ハースラー氏に依頼。その結果このスローガンになった。ハースラー氏によれば、同スローガンはもともとは1996年アトランタオリンピックの際に作った案だったそうだ。
この訴訟に関する詳細は、まだ中国本土ではインターネットを含め、公になっていない。(翻訳・編集/岡田)
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