韓国・済州島、あんなに多かった日本人観光客はどこへ?=韓国ネット「来る理由なんてある?」「中国人観光客が多いところに日本人は行かない」

Record China    2016年11月14日(月) 5時50分

拡大

7日、韓国・世界日報によると、かつては年間18万人もの日本人観光客が済州島を訪れていたが、最近では年間5万人にも満たないなど厳しい状況が続いている。これを受け、韓国ネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。写真は済州島。

2016年11月7日、韓国・世界日報によると、1990〜2000年代には年間18万人もの日本人観光客が済州島を訪れていたが、最近では年間5万人にも満たないなど厳しい状況が続いており、島内の観光業界では「日本市場はすでに死んでいる」という悲観的な見方も出ている。

日韓関係の悪化とMERS(中東呼吸器症候群)により減少していた訪韓日本人観光客の数は、ソウルや釜山で回復の兆しが見られる反面、済州島は依然として厳しい状況にあるという。済州島を訪れた日本人観光客の推移を見てみると、1993年に18万9053人で最多を記録した後、2006〜2012年まで17万〜18万人を維持するも、2013年には12万8879人、2014人には9万6519人とわずか2年で半減、昨年には5万9402人まで激減した。

済州島と旅行業界は、日本―済州島間の直行便が赤字だとして座席拡充に否定的な航空業界を批判している。現在、日本と済州島を結ぶ直行定期便は大韓航空のみで、東京路線は週3便に縮小、大阪路線は週4便、福岡と名古屋路線は2014年10月から運航が中止されるなど、アクセスしづらくなっている。一方、航空業界からは、済州島が日本の若者層の海外旅行のトレンドをつかめていないことが原因だとの批判が出ている。日本の海外旅行を主導する20〜30代の女性層を攻略できる韓流、シッピング、健康、美容商品も絶対的に不足していると指摘している。日本市場へのマーケティングは中国人観光客やクルーズ観光客の誘致に押されているのが現状だ。

これを受け、韓国のネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。

「日本の方が見るものも圧倒的に多いのに、これといったものもない韓国に来る理由なんてある?ペ・ヨンジュン東方神起の韓流ブームも昔のこと」

「買うものもチョコレートしかないし、ショッピングなんて必要ない。観光部にはホントがっかりする」

「中国人観光客が多くなれば、日本人は来なくなる。東南アジアの観光地も同じさ」

「(済州島には)韓国人も行かない。まるで中国の土地のようになって、以前とすっかり変わってしまった」

「『済州島に土地を買えば市民権を発給する』なんて制度をつくったのは誰?どうして島が中国の手に渡らなきゃならないの?」

「知事はどうしたいんだろう?中国人が土地をこれ以上所有できないよう政策を立てるとか、数年後に後悔のないように収拾すべき。セヌリ党も大事だけど、済州島はもっと大事」

「日本人は迷惑をかけないように気を使ってくれるから観光客として良い。国民性とかではなく、周りに悪く言われないようにする慣習があるようだ」

「物価が高いからだろう。そのお金ならもっと良いところに行けるからじゃない?」

「済州島には何回が行ったけど、物価がかなり高い。そのお金があればもっと楽しい海外旅行ができると思う」(翻訳・編集/松村)

この記事のコメントを見る

中国の本ならレコチャのオンラインショップへ
中国・韓国関連の本の販売依頼も受付中

中国や韓国の専門知識を生かしませんか?
レコードチャイナではコラムニストを募集しています。
どしどしご応募ください!応募はこちら

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携