＜大雪＞電話会社も痛い損失、大雪で約100億円―中国

2008年2月7日、中国の情報通信分野を管轄する信息産業部によると、今回の雪害による通信業への直接経済損失は、5日午後8時の時点で7億元（約100億円）近くに上ることが分かった。約1420万世帯に電話不通などの被害が出たほか、復旧工事の費用も累計3億5000万元（約52億円）に達するという。「中国新聞ネット」が伝えた。

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これまで寄せられた情報によると、携帯電話は約3万3000か所の基地局がマヒ状態に陥り、固定電話は電柱約6万5000本が倒れ、電話線は約1万2000kmにわたって遮断された。各通信企業は延べ59万人を動員して復旧に当たり、緊急用の通信設備を約9万5000台稼動させたという。その結果、山奥の農村など一部を除いた被災地では、県以上の地域でほぼ復旧が完了した。

また、信息情報部の王旭東（ワン・シュードン）部長（情報通信大臣）、固定電話2大キャリアのチャイナ・テレコム（中国電信）・王暁初（ワン・シァオチュー）社長とチャイナ・ネットコム（中国網通）・張春江（チャン・チュンジアン）社長などが、湖南省、貴州省、四川省など最も被害が深刻だった地域を視察に回った。

このほか、郵便配達も道路事情の回復に伴い、遅れた分を取り戻そうと懸命な作業が続いている。（翻訳・編集/NN）