「家政婦が余っている!」“異常現象”―上海市

Record China    2008年2月11日(月) 22時51分

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10日、今年の春節(旧正月)は珍しく家政婦が余るという「異常現象」が起きているという。上海紙「新聞晩報」が市内数か所の家政婦紹介所で行った取材で明らかになった。資料写真。

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2008年2月10日、今年の春節(旧正月)は珍しく家政婦が余るという「異常現象」が起きているという。上海紙「新聞晩報」が市内数か所の家政婦紹介所で行った取材で明らかになった。

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中国では共働きが一般的なため、家の掃除や買い物、乳幼児の世話などを家政婦に頼んでいる家庭が多い。1日数時間単位で雇う「時間工」と「住み込み」の2種類がある。地方からの出稼ぎ労働者が大半で春節期間はほとんどが帰省してしまうため、都市部では毎年「家政婦不足」に悩まされてきた。

ではなぜ今年は家政婦が余っているのだろうか?実は上海では今年、「時間工」の時給がこれまでの1時間8元(約120円)から10元〜12元(約150円〜約180円)に値上がりした。春節期間にはさらにこの2倍から3倍に跳ね上がる。こうした背景から今年の春節は、「家政婦に頼むより自分で」という家庭が増えたのだという。

また今年の歴史的な大雪被害によって、多くの「時間工」が帰省できなかったことも挙げられる。例年は引く手あまたで大忙しの家政婦たちも、今年は都会でのんびりと過ごしているようだ。ある家政婦はインタビューで、「仕事が少ないから夜は同郷と集まっておせちを食べた。元肖節(旧暦の正月15日)までには子供にお土産を買って帰省する」と話していた。(翻訳・編集/NN)

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