フライメディア 2016年11月25日(金) 21時0分
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秋も深まる上海、天気の良い週末を郊外で過ごす人も多い。地下鉄が開通して、アクセスが便利になった「七宝(チーパオ)」は「七宝老街」と呼ばれるスポットが気軽に行ける水郷の古鎮(古い街並み)として人気上昇中だ。
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「七宝老街」は2000年に修復保存されている区画で、古き良き上海の風景を楽しめるほか、狭い通りの両側にレストランや土産店が立ち並んでいる。七宝老街のメインストリートは「南大街」と呼ばれる通りで、午前10時を過ぎると通りいっぱいに人があふれる。外国人は少ないが、地元の人に混じり、国内観光客の姿がある。上海の市中心から地下鉄で約30分というアクセスで、その上、七宝は小さな古鎮なので、観光時間も短くてすむため、ここ数年でジワジワと知名度をあげてきた。
また、散策しながら、いろいろなB級グルメも楽しめる。地元独特のお菓子から、伝統的なお菓子、全国どこでも見かける定番のフードなど、食べ歩きも魅力の一つだ。だいたい大勢の人が並んでいる店のフードはハズレがないが、折角なので、チャレンジ精神を発揮して、いろいろトライするのも楽しみ方の一つだ。安いものは5元(約80円)からあるので、気軽にチャレンジできそうだ。地元の人が「小籠包やワンタンは絶対食べないと損する」と太鼓判を推すワンタンはお腹いっぱいになる1杯を食べても8元(約130円)から。味はシンプルだが、自慢するだけあり、評判を聞きつけわざわざ食べに来る人もいる。
通りを歩くと、湯気を出して、出来立てホヤホヤの蒸し菓子、白いご飯にあいそうな漬け物、いろいろな材料を使っている串焼きなど、見ているだけでも楽しい店舗が多い。食品を人通りの多いメインストリートの店先にそのままドーンとおいているが、人が通るたびに埃も出て、衛生面は「?」とやや首をかしげてしまう。それもまた古鎮ならではのご愛嬌であるが、どうしても衛生面が気になる場合は、袋入りのお菓子やフードもチョイス可能だ。
さて、賑わいを見せる「七宝老街」だが、地下鉄開通前は、上海市内からバスで1時間以上かかり、アクセスも不便だったので、知る人ぞ知る古鎮だった。開通後は、週末に多くの観光客が集まり、上海で時間がないけど、水郷気分を少し楽しみたい人にはぴったりのおすすめスポットになった。(提供/フライメディア)
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