Record China 2006年7月25日(火) 18時24分
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1211年に造られた「順済橋」が倒壊。
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2006年7月23日、福建省泉州市ふっけんしょう せんしゅうし)にある「順済橋(スンジチォウ)」が老朽化のため、倒壊した。「順済橋」は、南宋時代の嘉定4年(1211年)に造られたという長い歴史を持つ。長さ338mの石造りの橋で、1930年代、60年代、90年代に3回ほど修繕されたが、水中にある船型の基礎部分は、宋時代のものが現在まで使われてきた。2000年代に入って、老朽化で倒壊の恐れが出てきたため、地方の人民代表大会で、地元の代表が橋の修繕を求める意見書を政府に提出したが、予算が足りないという理由で実現されなかった。倒壊の原因は、長い間きちんとした修理がされなかったことによる老朽化であるが、専門家によると、先日の台風4号「ビリス」による影響が倒壊を早めたと考えられるという。およそ1000年もの間、人々を運ぶ役割を果たしてきた「順済橋」の倒壊に、地元住民からは復元を求める声も出ており、今後の動向が注目されている。
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