観光バスが崖下10メートルの大きな岩に不時着?ー北京市

2006年7月23日午後4時頃、北京市懐柔（ファイロウ）区を走る国道111号で、観光バスががけから転落する事故が発生した。事故を起こしたのは、江西南昌市（こうせいしょう　なんしょうし）亜特旅行社の観光バス。北京市内にある会社の従業員を乗せて山道を下って来たところ、突然、ガードレールを突き破り、道路右側のがけから転落した。当時、バスには29人が乗車していたが、1人が重傷、その他はかすり傷や打撲などの軽症であった。被害が比較的少なかったのは、転落した際、道路から10mほど下にあった大きな岩にバスの車体が引っかかり、がけ下まで落下せずに済んだためである。車内に乗っていた乗客らは、車外に放り出された。地方政府である懐柔区委員会では、車外へ放り出された人がいたものの、被害が最小限に留まったのは不幸中の幸いとしている。

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