フライメディア 2016年12月8日(木) 0時30分
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上海の朝食の定番と言えば、「四大金剛(四天王)」と呼ばれる「大餅」、「油条(揚げパン)」、「豆漿(豆乳)」、「粢飯(中華風おにぎり)」で、これらは、コーヒーにパンといったカフェスタイルの朝食が台頭してきている中でも、その人気が健在だ。
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最近の健康ブームにあやかってか、体に良いとされる「豆漿」をおしゃれに提供するお店が上海市内に数店オープンしており、流行に敏感な若者を中心に人気を集めている。中でもSNSなどで話題になっているお店の一つに「桃園眷村」がある。ここの看板メニューはもちろん「豆漿」で、味も「咸豆漿(塩味の豆乳スープ)」と「甜豆漿(甘い豆乳)」があり、朝食に人気なのは、「咸豆漿」。塩味と言っても「しょっぱい」という味ではなく、甘くない豆乳スープという感じだ。「油条」を細かくカットしたものやザーサイなどが入り、アクセントのラー油が味をさらにひきしめ、見た目よりボリューム満点!女性なら1杯でお腹が充分満たされる。1杯12元(約200円)というリーズナブルな値段も人気の秘密だが、おしゃれなカフェを思わせる清潔感あふれる店内のインテリアやディスプレイも若い女性を中心に人気が高い。一人でも入れるオープンな空間で、行列のできる人気店としても紹介されている。
中国の朝食というと、はじめに思い浮かぶのは「お粥」だが、実は地域によっても違いがあるし、朝食の種類もバラエティに富んでいる。お腹に優しいヘルシーな「豆漿」は健康に良い朝食だと外国人の間でも知名度をあげ、ジワジワと人気が出てきた。
中国では、「早飯吃好,午飯吃飽,晩飯吃少」と言い、これは、「朝食は体に良く質の高いものを食べ、昼食はしっかりと食べ、夕食は少なめに食べる」という意味で、健康を保つ理想的な食事法と言われている。シンプルな昔ながらの朝食として「咸豆漿」は愛され続けているが、味もさながらヘルシーな食材としても、ここ数年で再び脚光を浴びている。(提供/フライメディア)
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