「君の名は。」に続くか、中国のファン待望の「日本映画展」が16日からスタート―上海市

人民網日本語版    2016年12月6日(火) 21時10分

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上海の映画ファンが首を長くして待っている最新の日本映画を集めた「日本映画展」が今月16日から、上海でスタートする。資料写真。

上海の映画ファンが首を長くして待っている最新の日本映画を集めた「日本映画展」が今月16日から、上海でスタートする。上海芸術電影聯盟が主催で18日までの3日間、「秘密−THE TOP SECRET−」や「オーバー・フェンス」「ぼくのおじさん」「永い言い訳」「少女」「だれかの木琴」「殿、利息でござる!!」など、さまざまなバリエーションの7本が計14回上映される。人民網が伝えた。

今回の映画展は、「最新」の日本映画が特徴で、7本の中には日本と同時公開になる作品もある。例えば、漫画家・清水玲子の人気ミステリーコミックを映画化した「秘密−THE TOP SECRET−」は、生田斗真、岡田将生、栗山千明などが出演し、豪華キャスティングとなっている。

日本のメジャー監督の一人・山下敦弘監督がメガホンを握った、孤独な男女を描いた「オーバー・フェンス」と爆笑コメディ「ぼくのおじさん」も今回上映される。うち、「オーバー・フェンス」は、不遇の作家・佐藤泰志の芥川賞候補作となった同名小説を原作とし、人気俳優・オダギリジョー蒼井優、若手イケメン俳優・松田翔太などが出演。妻に見放され故郷の函館に舞い戻り、職業訓練校に通学している白岩とホステスの聡という、孤独な男女が中心のストーリーだ。

その他、巨匠・是枝裕和監督を師匠とし、日本で最も才能ある女性映画監督との呼び声が高い西川美和監督がメガホンを握った「永い言い訳」では、亡くなった妻がもう自分を愛していなかったと知った主人公の作家が絶望感に襲われ、自堕落な生活へと転落していく様子を描いている。日本で「イヤミスの女王」と呼ばれる作家・湊かなえのベストセラー小説を原作とした「少女」は、少女の複雑な心の世界を描いている。

名匠・東陽一監督(82)がメガホンを握り、中国の映画ファンの間でも人気の女優・常盤貴子が主演を務めた、求めあい、ねじれゆく男と女のサスペンス「だれかの木琴」や、中村義洋監督がメガホンを握り、豪華俳優陣による江戸時代を舞台にしたコメディ「殿、利息でござる!!」も上映される。

邦画は長い歴史を誇り、これまでに、黒沢明監督や小津安二郎監督など、世界でも高い評価を受ける巨匠を生み出し、世界の映画史上にも大きな影響を与えてきた。中国にも、邦画のファンが多く、毎年開催される上海国際映画祭では、そのチケットが入手困難になるほど人気となる。(提供/人民網日本語版・編集KN)

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