北京「円明園」の再建資金、民間企業が募金を訴える―中国

Record China    2008年2月19日(火) 22時0分

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2月18日、清朝の離宮跡・円明園(北京市)の再建プロジェクトについて、発起人の民間企業が会見し、募金活動のスタートを宣言した。現在廃墟となっている円明園を浙江省に移設し、そっくり再現しようという計画。

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2008年2月18日、新華社通信(電子版)が伝えたところによると、清朝の離宮跡・円明園の再建プロジェクトについて、発起人の民間企業が、北京市の釣魚台国賓館で200社以上の国内外メディアを集めて会見し、募金活動のスタートを宣言した。

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北京の円明園は、清朝の離宮跡。4代皇帝・康熙帝の時代に造られ、歴代皇帝が150年かけて豪華な建物を増築。広大な皇室庭園には貴重な文物も数多く収蔵され、“東洋の博物館”として高い評価を得ていた。ところが1854年のアロー戦争で英仏連合軍によって破壊され、貴重な文物も流出。現在は廃墟となっている。

再建プロジェクトが立ち上がったのは06年。横点共創共富共享工作委員会の徐文栄(シュー・ウェンロン)主席らが、円明園を「中国版ハリウッド」がある浙江省横店に移設し、そっくりそのまま再現しようという構想を打ち出した。これに対し、「愛国教育の史跡として(現状のまま)残すべき」「忠実な再現などできるのか」という反対の世論もあったが、年内に第1期工事着工が予定されているなど、プロジェクトはすでに動き出している。

必要な総建設費は200億元(約3200億円)とされているが、現在までに調達できた資金はその1割にも満たない17億元(約270億円)。そこで一般市民を含む広い層に募金を呼びかけることになった。順調に建設が進めば、2013年には対外開放にこぎつけたいとしている。(翻訳・編集/NN)

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