豪華客船「茗花女王号」による、新しい国際観光コ−スが誕生ー広西北海市

2006年7月23日、広西チワン族自治区北海市委員会と市政府は、豪華客船「茗花（ミンハア）女王号」で記者会見を行い、豪華客船による新しい国際観光コ−スの誕生を発表した。今回、披露された「茗花女王号」は、7月28日に北海市を出発し、ベトナムの下竜湾とハノイへ向けて航行する予定。ベトナムへは4泊5日の旅となるが、なんと、この船に乗る中国人観光客は、パスポートは必要ないのだという。めんどうな手続きも一切なく、出港前日に身分証明証の写しを北海市の旅行社に提出すれば、船に乗ることができるのだ。この「茗花女王号」は、もともとギリシアで5つ星クラスの船として設計・建造されたもので、広西北海市の旅行会社が巨額の資金を投入して購入した後、さらに資金を投入して、内装をグレードアップしたという豪華なもの。しかも、総排水量23000トン、高さ168m、幅25mという大きさで、内部は11階層となっている。客室368のほか、ナイト・クラブ、ダンス・ホール、映画館、トレーニング・ジム、サウナ等の娯楽施設、さらには、美容院、児童遊園、託児所、マッサージルームなど、ありとあらゆるサービスを提供する。現在、中国唯一の2万トン級の大型国際線客船で、まるで海上を走る5つ星ホテルのようである。

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