Record China 2018年10月3日(水) 9時50分
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1日、新京報は、タイ旅行の問題点について分析する記事を掲載した。写真はタイの電車。
2018年10月1日、新京報は、タイ旅行の問題点について分析する記事を掲載した。
記事は、先日タイのバンコクにあるドンムアン空港で中国人観光客が殴打された事件について、プラユット首相が謝罪したことを紹介。「空港での暴行事件は、タイ旅行に一連の問題があることを明らかにした」と論じた。
その上で記事は、中国人旅行客がタイの観光業にとって非常に重要であることを強調。タイ当局の統計によると、17年の訪タイ外国人は3500万人以上だったが、このうち中国人は980万人以上と約3分の1を占め最も多かった。16年より11.97%増加しており、5200億タイバーツ(約1兆8348億円)の収入をもたらしたという。
しかし、「タイ旅行には少なからぬ問題がある」と記事は指摘。「英国の保険会社Endsleighが今年6月に発表した旅行先として危険な国ランキングで、タイは1位だった。17年にこの保険会社が支払った保険金のうち23%がタイで発生したものだった」と紹介した。そして、「昨年12月に世界経済フォーラムが発表した旅行・観光競争力レポート2017では、世界136の国の旅行状況を分析しているが、旅行で最も危険な国トップ20のうち、タイは19位だった」とも指摘した。
記事は、「レポートによると、タイでは窃盗や強盗が頻発しているほか事故も起きており、これが安全面でランクを落とす要因となっている」と伝えた。中国外交部などの統計によると、17年に海外旅行で発生した事故などで182人の中国人が死亡しているが、このうち64人がタイだったという。
この原因について記事は、「タイの受け入れ能力が限界に達している」と指摘。「タイ国内の6カ所の空港を管理するタイ空港会社は、17年に空港の受け入れ可能数は1億100万人に増えたが、旅客数は1億2900万人とそれを上回った。アライバルビザ申請も長蛇の列ができており、最も混雑する時間帯には3~4時間かかっている」と指摘した。
問題は空港のみならず、市内の交通でも発生しているとし、「GPSメーカーのTomTomが48カ国390の都市の交通状況について調査した結果、17年に世界で夕方の渋滞が最も激しかった都市がバンコクだった」と指摘した。(翻訳・編集/山中)
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