2008年2月23日、携帯電話世界最大手のノキアは、2007年の中国国内における携帯電話販売台数が7070万台に達したことを発表した。市場シェアは35％、4年連続で首位をキープした。そのうち、多機能搭載モデルの販売台数は6000万台で、市場シェアの53％を占めた。同社では、中国国内における同社の携帯電話保有台数は1億6000万台を突破していると予測している。23日付で「東方早報」が伝えた。

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ノキア中国の趙科林（ジャオ・カーリン）総裁は2008年も好調に業績が伸びようとコメント。「インターネットに対応した携帯端末の開発に力を入れて、農村市場にも積極的に参入していく意向だ。将来的に中国の携帯電話市場の重心は、農村部をターゲットとしたローエンド市場にシフトしていこう」と趙氏は語る。

中国マーケティング部主任を務めるノキアの鄭元●（ジョン・ユエンユィン＝●は「均」の下に「金」）副総裁は、今年の販売戦略を次のように明かした。「販売ルートを開拓し、他社をリードする小売体系を構築する。特に、農村市場への進出がカギとなるだろう」。

なお、07年、中国国内のネットワーク設備を含むノキア製品の売上高は前年比19％増の64億ユーロ。現時点で、対中投資額は43億ユーロに達している。（翻訳・編集/下妻）