Record China 2017年1月12日(木) 19時10分
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10日、宮城県で取れた大人の手のひらほどの巨大なカキの写真が中国のメディアやネット上で取り上げられ、「原発事故の放射能による影響か」と騒動になっていた問題で、駐中国日本大使館が否定した。資料写真。
2017年1月10日、宮城県で取れた大人の手のひらほどの巨大なカキの写真が中国のメディアやネット上で取り上げられ、「原発事故の放射能による影響か」と騒動になっていた問題で、駐中国日本大使館が中国版ツイッター・微博(ウェイボー)の公式アカウントで否定した。
今月8日、中国のネット上で2011年の福島第一原発事故と関連して、宮城県で撮影された大人の男性の手ほどもある巨大なカキの写真が掲載され、物議を醸した。この件について、中国メディアも「隣接する福島県で発生した原発事故と結び付けて、放射能の影響で巨大化したのではないかとする人もおり、人々を不安にさせている」などと伝えた。
この騒動について、日本大使館は10日に微博の公式アカウントで真相を説明。写真は宮城県南三陸町の「たみこの海パック」を経営する阿部民子さんが年初にフェイスブック上に掲載したもので、大使館が直接ご本人に話を聞いたところ、写真のカキは2年間かけて養殖されたもの。生産しているのは水産養殖管理協議会(ASC)の認証を受けた方々で、検査も毎週行われていることを確認したという。
大使館はまた、「ここまで来るのは大変でしたし、これからが大事な時期。海外の報道を知って、フェイスブックの写真が現地の漁民にご迷惑をかけたらどうしようと悩みました。震災での海外の国からのご支援に心から感謝しています。おかげさまで復興は進んでいます。中国の方々に日本のおいしいものと出会ってほしいです」という阿部さんのメッセージを紹介している。
この投稿に、中国のネットユーザーからは好意的なコメントが多く、「中国メディアが危うく外交問題を引き起こすところだった」「中国の官製メディアなんて日本をおとしめるためのもの」「スモッグの問題から目をそらすために日本に泥を塗ろうとしたわけだが、結果的にボロが出たな」「反日の人はだいたい頭が悪いから、デマはそういう人々のため」「わが国の食の安全に比べれば、日本の方がずっといい」「(阿部さんに)頑張ってください」「今度日本に行ったら阿部さんの新鮮なカキを食べてみたい」などが寄せられている。(翻訳・編集/北田)
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