Record China 2017年2月16日(木) 19時20分
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16日、韓国次期大統領の最有力候補とされる文在寅氏が公約を発表、「フェミニスト大統領になる」と宣言した。写真は韓国大統領府近く。
2017年2月16日、韓国・マネートゥデイなどによると、韓国次期大統領の最有力候補とされる文在寅(ムン・ジェイン)氏が公約を発表、「フェミニスト大統領になる」と宣言した。文氏は潘基文(パン・ギムン)前国連事務総長の不出馬宣言以降、有力候補の中で支持率トップの独走状態にあり、現時点で次期大統領に最も近い人物だ。韓国国民は前回12年の大統領選で朴槿恵(パク・クネ)氏を選択、韓国初の女性大統領を誕生させたが、今度は朴氏に僅差で敗れた文氏を選ぶことになるだろうか。
文氏は16日、ソウル市内で開いた自身の政策シンクタンクのフォーラムで「OECD(経済協力開発機構)国の中で韓国の女性の地位はほぼすべての面において最低水準」と指摘、「性の平等こそが人権の核心的価値」だとして「フェミニスト大統領」になる決意を述べた。
文氏が性平等に関し具体的に挙げた公約は「青年雇用促進特別法改正による女性雇用の拡大」「女性の雇用に積極的な優秀企業に対する報奨提供」「非正規職給与の正規職の70〜80%水準までの引き上げ」「小学1・2年を対象としている『見守り教室』の全学年への拡大」などだ。また育児休業に関しては「休業期間の給与の引き上げ」「父親の育休取得に対するボーナス制度の実施」「配偶者の出産に際しての出産休暇・有給休暇の増大」など手厚い方策を打ち出した。
公約説明の中で自身の家族についても触れ「母が一人の人間であり女性であるという事実に長い間気付くことができなかった」「私の娘も経歴断絶女性(結婚や出産のためにキャリアを中断した女性)だ」と告白した文氏に、韓国のネットユーザーからは多くの声援が寄せられている。記事には「文在寅がつくるすてきな新世界、大いに期待だ」「応援してます」「いい公約だ。男女差別のない、万人が平等な世の中を望む」「一日でも早く文在寅大統領が率いる国で暮らしたい」「やっぱりこういう常識ある人が大統領にならないとね」といった声のほか、「朴槿恵についた『女性大統領』の称号より『フェミニスト大統領』がいいよ。はっきり言って、朴槿恵が女性だからって他の大統領と何か違った面を見せてくれたわけじゃないし」との指摘もあった。
一方で、賛成票は少数ながら「無責任なことを言わないで」「いいことばかり言ってるけど、大事なのは実践。責任感のないあなたの言葉は信じられない」「口だけは早くも大統領気取りだな」など文氏を批判する声もあった。(翻訳・編集/吉金)
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