「円明園」再建プロジェクトに反対、管理当局が会見―北京市

Record China    2008年3月1日(土) 16時23分

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27日、浙江省横店の「円明園再建プロジェクト」に関して、北京の円明園管理局が初めて記者会見を開いた。宗天亮報道官は、「円明園は民族の屈辱の歴史を象徴する貴重な遺産。別の土地に再建しても何の意味もない」と反対意見を述べた。

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2008年2月27日、北京紙「新京報」によると、浙江省横店の「円明園再建プロジェクト」に関して、北京の円明園管理局が初めて記者会見を開いた。宗天亮(ゾン・ティエンリアン)報道官は、「円明園は民族の屈辱の歴史を象徴する貴重な遺産。別の土地に再建しても何の意味もない」と反対意見を述べた。

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これを受けて、保護の専門家である社会科学院考古学研究所の徐苹芳(シュー・ピンファン)前所長は、「これは単に『円明園』がモチーフのテーマパークを建設するというもの。文物保護とは別問題で、当局が干渉することではない。ただ、『円明園』の商標権は侵害してはならない」とする見解を語った。

プロジェクトを主導している横店の民間企業は、「当社はすでに『横店円明園新園』という商標を登録した。北京の円明園の知的財産権は侵害していない」と反論しているという。

このプロジェクトは浙江省の民間企業が、「中国版ハリウッド」がある横店に実物大の北京「円明園」を再建する計画。年内に第1期工事を着工し、2013年には対外開放にこぎつけたいとしている。円明園は清朝の離宮跡で見事な皇帝庭園が築かれていたが、1854年のアロー戦争で英仏連合軍によって破壊された。現在は廃墟となっている。(翻訳・編集/NN)

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