人民網日本語版 2017年2月4日(土) 21時20分
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旧暦の大晦日となった1月27日、東京の新大久保にある華僑商店では正月用品の買い出しに訪れた在日中国人でごった返していた。
旧暦の大晦日となった1月27日、東京の新大久保にある華僑商店では正月用品の買い出しに訪れた在日中国人でごった返していた。商品棚には、春聯(春節にめでたい対句を書いて玄関などの両側に貼る赤い紙)、餃子、湯圓(米粉で作った団子)など、中国の正月用品がほぼ全て揃っており、買い物に来た中国人もウキウキと楽しそうな様子で、「年夜飯(大晦日の夜に家族で食べる御馳走)は何にしよう」と相談しながら、お目当ての食材を探していた。今年の春節はちょうど週末と重なり、多くの在日中国人も、わざわざ休暇を取る必要もなく、中国で最も大切な伝統の祝日を迎えることができ、「とてもうれしい」と口々に話していた。光明日報が伝えた。
春節は日本では「旧正月」と呼ばれている。明治維新以降、日本では西暦(太陽暦)を採用し始めたため、今の日本には、春節という祝日は存在しない。だが、日本で暮らす中国人の数が増え続けるにつれて、中国文化もどんどんと日本に流れ込んでいることから、日本における春節ムードも次第に高まりをみせ、特に中国人が集まる場所はその傾向が強くなっている。
例えば、横浜中華街では、旧暦除夜にカウントダウンイベントが開催され、旧暦の新年を迎える。旧暦元旦には獅子が舞う「採青」のパフォーマンスが繰り広げられるほか、元宵節当日に行われる龍踊り「舞龍灯」のパフォーマンスも行われる。横浜中華街におけるこれらのイベントはいずれもすでに31回目を迎え、在日中国人が日本で春節を祝うムードをだんだんと盛り上げてきた。
また春節連休を利用して日本を訪れる中国人観光客も、日本での「春節ブーム」の高まりに一役買っている。今年、春節連休に海外を訪れた中国人は600万人に上り、日本は人気の海外旅行目的地第2位となった。日本が距離的に近いという理由のほか、中日両国で共通点の多い文化的雰囲気も、日本が春節連休中に中国人観光客を多く惹きつけた理由となっている。(提供/人民網日本語版・編集KM)
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