韓国国政介入事件の崔順実被告に初の判決、娘の不正入学で懲役3年に、日韓ネットの反応は正反対

Record China    2017年6月23日(金) 17時0分

拡大

23日、韓国の国政介入事件の核心人物とされる崔順実被告らが、娘の名門私大への不正入学に関わったとして起訴された事件で、崔被告ほか当時の大学関係者らに有罪判決が言い渡された。写真は前朴槿恵政権の退陣を求める集会などが行われたソウル・光化門広場。

2017年6月23日、韓国の国政介入事件の核心人物とされる崔順実(チェ・スンシル)被告(61)らが、娘の名門私大への不正入学や不正な単位取得に関わったとして起訴された事件で、崔被告ほか当時の大学関係者らに有罪判決が言い渡された。崔被告や朴槿恵(パク・クネ)前大統領をめぐる一連の事件での判決はこれが初めて。

ソウル地裁は同日、業務妨害などの罪に問われた崔被告に対し懲役3年の実刑判決を言い渡した。このほか、チェ・ギョンヒ梨花(イファ)女子大前総長とキム・ギョンスク前新産業融合大学長にそれぞれ懲役2年など、同事件で起訴された9人全員に有罪判決が出された。

裁判長は、崔被告の娘チョン・ユラ氏の梨花女子大入学と単位取得の過程で不正があったことを認め、「大学の信頼自体を崩し、社会を支える公正性の価値を深刻に傷つけた」と指摘した。

崔被告は2014年に行われた梨花女子大の入試で、娘を合格させるよう当時の大学総長に依頼、総長は面接でチョン氏を選ぶよう担当者らに指示していた。また、チョン氏の在学中にも、取得単位認定において不当な優遇措置が取られたとされる。

なお、判決に先立ち特別検察官チームは、韓国について「教育への国民の関心は他のどの国よりも高く、貧しくとも学ぶことで成功しようという信念と希望を抱くことができる国」とし、教育現場における公正性への信頼を失墜させた罪は重いとして崔被告に懲役7年を求刑していた。

今回の判決については日本のネットユーザーも多くのコメントを寄せているが、多数の共感を得た意見をみると、「私立大学なら金を積めば入れるのは世界共通」「実刑か。すごいね」など、崔被告に下された判決の重さに驚くものが目立ち、「完全に司法が韓国の世論に左右されていると思う」との意見もあった。

一方、韓国ネットの反応はこれとは正反対だ。関連の記事に寄せられた1万超のコメントのうち、最も多くの共感を得たのは「3年って何だよ、ふざけてるのか?」、また「3年?3年?!?!!?」と仰天したような声、このほか「無期懲役でも納得いかないくらいなのに」「不正入学でたった3年とは。韓国は金で何でもできる国だな」「全国民がばかにされたのに懲役3年だなんて短すぎるだろ、裁判官さん!」といったコメントが共感数上位に並ぶ。

また、「今後、無期懲役を覚悟しろよ」「全部の刑を合わせたら15年は刑務所にいることになるだろう。それを僕の税金で食べさせるとはもったいない」「まずは3年から始めてきっちり年数を積み重ね、最後は財産没収までやろう!」など、これは始まりにすぎないと指摘するコメントもあった。(編集/吉金

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携