Record China 2017年2月16日(木) 22時20分
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16日、奈良県橿原市の新堂遺跡で5世紀前半に作られた土器・須恵器が多数見つかったニュースが韓国で注目を集めている。写真は奈良。
2017年2月16日、奈良県橿原市の新堂遺跡で5世紀前半に作られた土器・須恵器が多数見つかったニュースが韓国で注目を集めている。須恵器が当時、朝鮮半島から伝わった技術を用いて日本で生産された陶質土器であることから、聯合ニュースは「朝鮮半島由来」の土器が日本で発見されたとの見出しで伝えた。
橿原考古学研究所などは15日、古墳時代中期の新堂遺跡から、須恵器のつぼやかめなど70点以上が見つかったことを明らかにした。この時期の「最古級」の須恵器がこれほどまとまって見つかるのは珍しいといい、同市教育委員会は「当時の須恵器の生産体制の確立過程を研究する上で第一級の資料」としている。
今回出土した須恵器には、朝鮮半島南部、古代伽耶(カヤ)地方の土器の特徴をまねたものが含まれているという。
この報道に接した韓国のネットユーザーの多くは、「日本の文化のルーツが朝鮮半島にあった証拠」として誇らしく受け止めているようだ。記事には「こういう事実を世界にもっと知らしめてほしい。日本が何も言えないように」「日本もつまるところ僕らの領土か」「その土器は日本で生産したとかではなく、わが先祖たちが日本列島の主(あるじ)だったという証拠だ」といった声のほか、「僕らがこうして文化や技術を伝えてやったのに、日本は恩をあだで返している」「教えてあげた恩を感じてほしいものだ」「また日本が独自で作ったと言い出すのでは?」など、日本に対し不満や懸念を漏らすコメントも。
一方で、「韓国で中国の遺物が見つかったら、韓国は中国領ってこと?」「将来、韓国で日本製のフィギュアが見つかったら、韓国は日本の植民地だったことになるのか?行き来があれば互いの遺物が見つかるのは当然じゃないか」「歴史より今が大事」といった声のほか、「過去には中国の文化を日本に伝え、今では日本のトレンドを中国に伝え…韓国はいつまでストローみたいな役割ばかりし続けるんだろう?」と嘆くコメントもあった。(翻訳・編集/吉金)
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