<世銀>副総裁に就任の林毅夫氏、夫人同伴の記者会見は涙あり笑いあり―北京市

Record China    2008年3月8日(土) 8時44分

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7日、中国人として初めて世界銀行副総裁兼首席エコノミストに任命された林毅夫氏が夫人とともに記者会見に出席。人情味あふれるキャラクターを発揮し、記者団を魅了した。

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2008年3月7日、中国人として初めて世界銀行副総裁兼首席エコノミストに任命された林毅夫氏が、夫人を伴って記者会見に出席した。「中国新聞社」が伝えた。

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1952年に台湾で生まれた林氏は、現役軍人だった1979年に台湾から泳いで中国大陸に亡命した経歴の持ち主。初めて夫人と2人で公式の記者会見に臨んだ林氏は、毎朝起きるたびに妻に「今日もきれいだね」と言い、妻は「あなたもハンサムだわ」と返すと話す。また、家庭では家事を手伝い、孫のオムツを取り替えたり、風呂に入れたりしているごく普通の人間だと語った。

記者会見の会場には台湾からのメディアも詰めかけており、林氏夫妻には亡命に関する質問が集中。「林氏はバスケットボールを抱えて台湾から泳いできた」という噂について夫人が「ボールを抱えて泳ぐなんて誰にもできない」と話すと、林氏は「しかもバスケットボール2つだよ」と口を挟んだ。

終始なごやかなムードの記者会見だったが、02年に亡くなった父親の葬儀の際に台湾帰郷が許可されなかった件について質問が及ぶと、林氏は突然声を詰まらせ涙を浮かべながら「いつかは墓参に帰りたい。清明節ももうすぐだし。この件についてはまたあとで」とやっと答え、会場は静まりかえったという。(翻訳・編集/本郷)

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