<北京五輪>マスコットのチベットカモシカが大量死!大雪で千頭以上が…―四川省

Record China    2008年3月10日(月) 5時40分

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7日、継続的な降雪に見舞われて、四川省石渠県で国家指定の重要保護動物であるチベットカモシカが千頭近く死亡した。同県政府の発表によると、大雪や低温による悪天候は3月上旬まで続く見通しだ。資料写真。

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2008年3月7日、新華網の報道によると、継続的な降雪に見舞われて、四川省石渠県では国家指定の重要保護動物であるチベットカモシカが千頭近く死亡した。同県政府の発表によると、大雪や低温による悪天候は3月上旬まで続く見通しだ。

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今年1月中旬から3月初めにかけて、四川省甘孜(カンゼ)チベット族自治州石渠県では10度の持続的な降雪に見舞われた。観測史上最も深刻な大雪被害によって、同県全体で9割近くの住民が被災、凍傷者は2000人前後にのぼり、大量の家畜が死亡した。

チベットカモシカは、絶滅の危惧に瀕する野生動物で、北京五輪マスコットのひとつ。中国では国家二級保護動物に指定されている。広大なチベット高原に多く生息し、草などを食べる。しかし、草原を覆った積雪や結氷によって餌環境が悪化し、大量のチベットカモシカが凍死あるいは餓死した。地元政府の調べによると、現時点で1028頭のチベットカモシカの死亡が確認されている。

関連部門は飼料用の草をまくなどの救済措置を講じているが、降雪被害で牧畜民が栽培する牧草も不足しており、「焼け石に水」のような状態だ。(翻訳・編集/下妻)

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