2008年3月11日、中国外交部の楊潔●（ヤン・ジエチー＝●は竹冠にがんだれに虎）部長はこの日午前、人民大会堂で記者会見を開き、胡錦濤国家主席の訪日に「延期問題は存在しない」と明言した。人民日報（電子版）が伝えた。

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楊部長（外相）は会見で、日中問題について次のように述べた。

「日中両国関係はこれまで、両国首脳による“氷を割る旅”、“氷を溶かす旅”、そして“春を迎える旅”を通じ、正常な発展軌道を取り戻した。そして今、更なる発展を遂げるチャンスに直面している。」

また、中国製冷凍ギョーザ中毒事件の影響で、延期の可能性が伝えられている胡主席の訪日問題については、「日本の春は桜などの花が満開で、大変美しいと聞いている。中国国民も日本国民も胡主席がその美しい季節に日本訪問することを願っており、延期などという問題は存在しない」と事件の影響は受けていないことを改めて強調した。

さらに「今年は両国が『平和友好条約』を提携してからちょうど30周年にあたり、『日中青少年友好交流年』でもある。これは胡主席が中国の国家元首として、今世紀に入って初めての日本公式訪問になる」と述べ、「今回の訪問を通じ、両国関係の長期的な青写真を描きたい」と両国関係の構築に前向きな姿勢を見せた。（翻訳・編集/NN）