<コラム>「言葉にしなくても分かる」が称賛される日本、「言葉にしなさい」と教育する中国

むらさわりこ    2017年3月1日(水) 14時0分

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以前「パパ、どこ行くの?」という中国大陸で放送されている大人気バラエティ番組を見た。中国の親がどのように子供を教育するのかを知ることが出来て非常に興味深い。写真は2014年に公開された「パパ、どこ行くの?」の映画版。

以前「パパ、どこ行くの?」という中国大陸で放送されている大人気バラエティ番組を見た。芸能人の父親たちが子どもを連れて中国各地を旅行し、その様子を追うという内容の番組だが、セリフなどはなく、ありのままの親子の姿が公開されているとのことで大変な人気があった。映画版に至ってはたったの3日間で興行収入108億円を突破したというのだからその人気ぶりが絶大だったのは明らかである。(ちなみにあの『君の名は。』は日本国内での28日間の興行収入が100億円を突破したと話題になった)

出演する1歳から8歳ほどの子どもたちはいたって「素」の姿である。動物の鳴きまねをしたり、鼻を垂らしたり、番組中に眠くて寝てしまったり。とても可愛らしい。何より「パパ、どこ行くの?」を観ていると中国の親がどのように子どもを教育するのかを知ることができて非常に興味深いのだ。

まず私が日本人として驚いたのが、中国人の子どもたちはどんなに小さかろうが意思表示が非常にはっきりしていることだ。出てきた料理がまずければ「まずい」と言い、「愛とはなんだと思いますか?」という難問にも「パパはいつも僕のそばにいてくれる。それが愛だと思います」や「そんなのわかんないよ」などとしっかり受け答えをしている。黙りこくって相手の出方をうかがうことは決してしないのである(しかし、さすがにこれはやらせなのではと思い、中国人夫に聞いたところ「親がいつも子どもに『パパは君を愛してるからいつもそばにいるんだよ』などと言い聞かせているから」とのことである。なるほど)。

多分に漏れず父親たちもしっかりと考えを口にする。自分はそれが好きなのか嫌いなのか、子どもに何を教えたいのか、どのような父親でありたいのか、答えは人それぞれだが正に「中国人の親あっての中国の子ども」である。

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