人民網日本語版 2017年3月12日(日) 23時0分
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被子植物は白亜紀になってようやく登場したというのが、これまで学界での一般的な見方だった。しかし遼寧省西部で見つかった1億2500万年前の化石で、この時期がさらに早まる可能性がある。
被子植物は白亜紀になってようやく登場したというのが、これまで学界での一般的な見方だった。しかし遼寧省西部で見つかった1億2500万年前の化石で、この時期がさらに早まる可能性がある。光明日報が伝えた。
中国地質学会が発行する「地質学報」(英語版)はこのほど、中国人科学者3人による「中国白亜紀前期の人字果(Dichocarpum sutchuenense)に類似する被子植物の化石」という論文を掲載し、被子植物の起源の研究の最新成果を示した。
研究者の一人で海南熱帯海洋学院、渤海大学博士の韓剛氏はインタビューに応じた際に「この標本は遼寧省凌源市郊外の大王杖子付近の、白亜紀の地層義県層から得られたため、凌源偽人字果と呼ばれる。時代は今から1億2500万年前のもので、おしべ、めしべ、茎、双葉が直接つながっている標本がこの地層から見つかったのは初めてだ」と話した。
研究者の一人、国家ラン科植物種質資源保護センター首席植物学者の劉仲健教授は「これらの化石の証拠は、白亜紀に被子植物が現れたという見方に課題を突きつけ、さらに早い時期からの被子植物の起源を探るよう促している。人字果の発見が、これまでの定説を覆す決定的な証拠になるとは思えないが、既存の理論に疑問を投げかけることになるだろう」と指摘した。(提供/人民網日本語版・編集YF)
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