Record China 2017年3月15日(水) 6時50分
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14日、華字メディア・日本新華僑報網は、日本に留学中のある中国人女子学生がアルバイト先で強いられたという過酷な労働の状況を伝えた。
2017年3月14日、華字メディア・日本新華僑報網は、日本に留学中のある中国人女子学生がアルバイト先で強いられたという過酷な労働の状況を伝えた。
この女子学生は人当たりが良く、日本語も上手だったことから、日本に留学に来てすぐに寿司チェーン店でのアルバイトが見つかった。しかし、初出勤日を境に午前0時を過ぎても宿舎に戻らなくなった。日中の授業では覇気がなく、欠席することも多かったという。
そんな状況が1カ月近く続いたある夜、心配したルームメイトが寝ずに待っていると、疲労困憊(こんぱい)の女子学生が帰宅。話を聞いてみると、とんでもないアルバイトの状況が明るみに出たという。
女子学生は事前に「接客のみ」ということで店長と合意し、契約書では「勤務時間は遅くとも午後11時まで」となっていたが、店長はさまざまな理由をつけて残業させていたという。店内から客が消えても床掃除や椅子の整理、器材の洗浄をさせられ、全て終わるのは午前3時ということもあったそうだ。
店長に接客について質問しようとすると、「君はどうしてそんなにばかなんだ」と言われた。女子学生だけではなく、タイ人やマレーシア人のアルバイトも店長から同じような扱いを受けたという。店内のほかの日本人スタッフも、店長の前では助け舟を出せず。耐えられなくなった女子学生は「給料はいらないから辞めさせて欲しい」と申し出たが、「契約違反になるから違約金を払え」と迫られ、仕方なく仕事を続けるしかなかったという。
話を聞いたルームメイトは、翌朝に彼女を伴って留学生支援室に相談。中国学友会会長や日本人教員の支援により、店長はようやく給料を支払った上での退職を認めたという。(翻訳・編集/川尻)
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