中国にも、隈さんが設計した、自然と融合した作品が数々ある。なかでも、北京の万里の長城の麓に建つ「竹の家」は、ガラスと竹など自然の材料を全体に使ったヴィラで、竹の隙間から、万里の長城の烽火台がはっきりと見える。北京市内の複合施設・三里屯SOHOも隈さんが設計し、超高層建築の中に、有機的な建築デザインを構築する方法を用いている。隈さんは、世界の建築の発展動向や設計の課題について言及した際、最近自身が設計を手掛けたカナダバンクーバーのAlberni by Kengo Kumaを紹介。隈さんにとって北米におけるこのような大規模なプロジェクトは初のチャレンジで、「自然回帰」をコンセプトにしているという。(提供/人民網日本語版・編集KN)
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