Record China 2017年3月24日(金) 17時40分
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中国・上海市の食品薬品監督管理局は23日、同市で人気のパン屋「Farine」が期限切れの小麦粉を使用しパンを作っていたとして、公安部門が関係者8人の身柄を拘束したと明かした。資料写真。
中国・上海市の食品薬品監督管理局は23日、同市で人気のパン屋「Farine」が期限切れの小麦粉を使用しパンを作っていたとして、公安部門が関係者8人の身柄を拘束したと明かした。消費者の健康を顧みない不届きな行為もさることながら、同店の実態を暴くため店員が4カ月間にわたり証拠を収集したことも注目された。
中国メディアによると、店の実態を暴露したのは昨年10月末から同店でパン職人として働き始めた男性で、同年11月末に同僚から店が期限切れの小麦粉を使用していると聞かされ、告発のために証拠集めを開始した。
男性は今月20日に同市関連部門に通報し、22日にSNSで店の不正を暴露し、当局が23日に発表を行った。取材に対し男性は、「毎週会社の倉庫から小麦粉が配送されてくるのだが、その多くが期限切れで、半年前に期限が切れていたものもあった。責任者に期限切れの件を報告したことがあるが、『これ以上話題にしたらクビにする』と言われた」と語っている。
同市関連部門の発表によると、「Farine」とその関連会社の倉庫で578袋(1袋=25キロ)の期限切れの小麦粉を押収。小麦粉はいずれもフランスからの輸入品で、同店とその関連会社はこうした期限切れ小麦粉を使用しパンを作っていた。現在関連の4店舗が営業停止となり、当局は関係者8人を拘束し調査を進めている。(翻訳・編集/内山)
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