<北京五輪>オリンピック食品、GPSで流通監視、異常から30秒でアラーム―中国

Record China    2008年4月7日(月) 8時10分

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4月6日、北京市工商局の王建華副局長は、オリンピック向け食品の流通過程を追跡・監視するシステムを間もなく作動させることを明らかにした。写真は北京五輪専用食品配送車。

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2008年4月6日、北京市工商局副局長、市食品弁公室副主任の王建華(ワン・ジエンホア)氏は、オリンピック向け食品の流通過程を追跡・監視するシステムを間もなく作動させると明かした。輸送途中で異常事態が発生した場合には、30秒以内に警報アラームが鳴るという。「新京報」が伝えた。

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オリンピックの開催期間、北京市は国内外から700万人を超える人々を受け入れる見込みだ。しかし、オリンピック会場で用意できる食事は約300万食。なかには24時間営業で応じなればならないレストランもあり、メニューの70%以上を西洋料理が占めることから、食の安全をどう確保するかでは大きな課題が残る。

「生物的や化学的な汚染、また悪意ある人為的な汚染から食の安全を守る」と王氏はその取り組みを強調する。北京市はすでに食の安全を監視する「首都食品安全トレーサビリティシステム」を導入しており、牧畜類食品・野菜など重要食品の生産から流通、販売に至る全プロセスが追跡できるシステムを整えている。

王氏によれば、オリンピック向け食品の輸送車にGPS(全地球測位システム)機能を搭載させ、輸送の全工程を追跡・監視するという。もし、輸送途中に車両がルートを外れるなどのトラブルが生じた場合には、30秒以内に警報アラームが鳴るシステムとなっている。(翻訳・編集/下妻)

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