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喫煙は中国でいまだファッションの一部、50〜70年代にタイムスリップした気分―米メディア

Record China    2017年4月14日(金) 19時10分

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喫煙について、西側諸国では厳しい規制が講じられ、たばこを人々から遠ざけようとしている。だが中国では特に若い女性の間で、まるで1950〜70年代の西側諸国にタイムスリップしたかのようにファッションの一部とみなされている。資料写真。

2017年4月13日、コラムニストのニコル・ウェッブ氏はこのほど、米インターネット新聞ハフィントン・ポストに寄稿し、喫煙について、西側諸国では厳しい規制が講じられ、たばこを人々から遠ざけようとしている中、中国では特に若い女性の間で、まるで1950〜70年代の西側諸国にタイムスリップしたかのようにファッションの一部とみなされていると伝えている。

中国は3億5000万人の喫煙者を抱える世界最大のたばこ生産国であり消費国だ。たばこの香りは中国では日常的なものだ。西安のダウンタウンで、たくさんの小学生を乗せたバスの運転手がたばこを吸っているのを目撃したことがある。あるタクシードライバーに大気汚染がひどい日はマスクをつけるのか尋ねたところ、彼は「たばこを1日1箱吸うのになぜ」と笑って答えた。

それは「文化的災害」であり、中国の男性はどこでも喫煙している。街をぶらつく時も、マージャンをする時も、たばこは必要なアクセサリーだ。結婚披露宴などのイベントで他人にたばこを勧めないのは礼儀知らずとみなされる。女性の喫煙率は3%ほどだが、特に若い女性の間で喫煙は魅力的で洗練されたファッションの一部のようだ。

中国でたばこは他のほとんどの国よりもはるかに安い価格で購入することができる。最も安いものは1箱7元(約110円)であり、これは喫煙者に購入を思いとどまらせるものではない。

医学誌のランセットは、現在の喫煙率が2030年まで続けば200万人の中国人が死亡すると警告している。中国の衛生当局は今年末までに全国規模で公共の場所での喫煙を禁止する計画を立てている。だが世界保健機関(WHO)によると、中国の成人で喫煙による健康リスクを理解している人は25%にすぎない。中国では医師の6割が喫煙者だという統計もある。

16世紀に入るまで中国でたばこを知っている人は皆無だった。明の皇帝は1637年に禁煙令を出し密売者の首をはねると宣言している。これはやりすぎかもしれない。だが中国では誰かが人々に深刻な教育を与える必要がある。(翻訳・編集/柳川)

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