古都を訪ね、中国文化の薫陶を受ける=洛陽で牡丹文化祭開幕

環球網    2017年4月13日(木) 18時30分

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10日、第35回中国洛陽牡丹文化祭の開幕式が華やかに行われた。

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2017年4月10日夜、「●威(KAWEI、●は峠の山なしの部分が上下でくっついた漢字)の夜」第35回中国洛陽牡丹文化祭(河南省洛陽市)の開幕式が華やかに行われた。洛陽新区スポーツセンターのグラウンドは華やかな灯りに照らされ、美女の踊りに沸き立っていた。中国文化を心ゆくまで満喫できる一晩を経て、洛陽は再び世界の注目を集めるに至った。国内外企業の重鎮や文化部と省の関係者、姉妹都市の代表らも開幕式に出席した。

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中国牡丹文化祭は1983年以来、規模は大きくなり、その影響力も高まりつつある。牡丹文化祭は文化交流にとどまらず、経済協力や商談の場として活用され、観光ツアーの目的地にもなるなど、多目的イベントとして定着し、国内外に名を馳せている。今回の牡丹文化祭は「千年の歴史を誇る古都を訪れて、中国文化の薫陶を受け共に味わう」というテーマを掲げ、国家文化部及び河南省人民政府によって主催された。

今回の開幕式のテーマは「中国に花が咲く。未来は共に築いていく」。凌波湖のそばに建てられた舞台は牡丹の花をモチーフにしており、ライトスクライブ技術でシルクロードや星をかたどった装飾に工夫をこしらえることで、舞台と湖面は一体感を持った。また、大型の道具やワイヤー、VR技術などを組み合わせることによって大型のホログラムを作り出した。風景の中に人の姿を投影し、風景は人の動きに連動して動く。ショーが進むにつれ、舞台の照明とホログラムは変わっていき、観客はタイムスリップしているかのような印象を覚えた。

舞台がまぶしく照らされ、最初の演出として、有名な「牡丹の歌」が洛陽の夜闇に響きわたる。すると、舞台の中心に備え付けられた巨大な人工の牡丹がゆっくりと咲き始めた。新たに振り付けされたこの演出はスクリーンに放映されたビデオと共に、34年間にわたって牡丹文化祭がたどってきた歴史を雄弁に物語っていた。

「牡丹の歌」の他に、舞踏「中国には『河南』というところがある」「シルクロードの夢を果たす」、歌「洛陽に恋した」「花が咲き誇る中国」などがおよそ1時間にわたって演じられた。観客たちは洛陽の歴史と文化に加え、シルクロードや工業、科学技術などの文化を体感することができた。牡丹文化祭の最後には、洛陽で生まれた宇宙飛行士の陳冬(チェン・ドン)氏が登場し、会場は盛り上がりを見せた。

今回の開幕式には空撮の技術が使われた。空撮を成功させるため、主催者側は中国中央テレビ(CCTV)2016申年春節聯歓晩会の空撮担当班を招いた。凌波湖の空撮画面は演出技術を用いたことで、数え切れないほどの牡丹が咲き誇るように見えた。舞台や客席に加え、周辺都市の夜景を映し出すことにより、幻想的な光景を作り出すことができたのだ。

第35回中国洛陽牡丹文化祭のプロジェクトリーダーを務める洛陽観光発展集団は、「文化祭により、建設工事と管理を促進し、国民に利益をもたらし、生活水準を向上させる」というスローガンに則り、「清廉かつ簡潔に、職務を着実に進める」という開催規定を徹底させた。そして、工夫を凝らした開幕式の開催や公共事業の推進、関係者の士気向上、専売商品の指定などの取り組みを進めていった。それらを通じて改革開放の推進や文化産業の繁栄、産業融合を促進し、大衆の文化水準を向上させ、人々に幸福と連帯をもたらし、市民からも高評価でもちきりの牡丹文化祭を構築することを努めている。(提供/環球網)

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