Record China 2017年4月19日(水) 5時50分
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16日、韓国・ソウル経済新聞は、「地獄鉄」と呼ばれる韓国の通勤ラッシュと人々の公共交通マナーの実態を伝えた。写真はソウル地下鉄の光化門駅。
2017年4月16日、韓国・ソウル経済新聞は、「地獄鉄」と呼ばれる韓国の通勤ラッシュと人々の公共交通マナーの実態を伝えた。
平日の午前7時30分、ソウル地下鉄9号線が出発する金浦(キンポ)空港駅では、プラットホームを埋め尽くすほどの人々が列を成して地下鉄を待っていた。その数分後、空の急行列車が到着しドアが開くや否や、席に座るため後ろの人が前の人を押しのけて乗車するなど、プラットホームは戦場と化した。
金浦空港駅を出て20分後に到着した汝矣島(ヨイド)駅はまさにひどい通勤ラッシュ「地獄鉄」で、列車から降りる人と乗る人が入り混じり、あちこちで身動きできない状態が発生していた。通勤で9号線を利用して2年目というある乗客は「汝矣島駅で降りられず、次の鷺梁津(ノリャンジン)駅で降りたことが何度かある」と述べ、「他の人たちがマナーを守らない状況の中、自分だけが秩序を守っても結局損するだけ」と嘆いた。
その後、高速ターミナル駅で3号線に乗り換えようとすると、そこには「歩きスマホ」に夢中の「スマートフォンゾンビ」が大勢現れた。ゾンビたちは人にぶつかってしまうこともしばしばで、イヤホンのコードがすれ違う人のバッグに引っ掛かるなどしてスマホを落とす人もいたという。しかし誰一人「すみません」と謝る人はおらず、それが当たり前かのようにスマホから目を離すことはなかったそうだ。
この実態に、記事は「これが、1日平均800万人が利用するソウルの地下鉄で毎日のように出会う私たちの自画像だ」とまとめている。
ネットユーザーからは「自分じゃなければいい、自分だけ良ければいいという国民」「大統領が変わるからって何か意味がある?自分や周りの人間はそのままなのに」「国家がこんなことになったのは、国民の責任が大きい。誰かを恨んで批判する資格などない」と国民の責任を追及するコメントや、「若者は順番をしっかり守るけど、高齢者は何としても座ろうとする」「外国人の友達によると、韓国の若者の秩序意識は0点だって。高齢者のせいだけじゃない」と責任を押し付け合う声など、こちらはコメントの「ラッシュ」が起こっている。
中には、「日本のように列に並んで、皆が降りてから乗れば混雑しない。韓国人の性格のせいで国の発展が遅れる。お互いに思いやりを持って生きよう」「幼い頃から家庭教師を頼むより、人格教育や秩序、共に生きる礼儀を教えるべき」と公共マナーの大切さを主張するコメントもあった。(翻訳・編集/松村)
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