Record China 2017年4月19日(水) 22時10分
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19日、中国メディアの観察者網は中国で新サービスが急速に浸透する3つのメカニズムについて紹介する記事を掲載した。これに対し、中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。写真はシェア自転車。
2017年4月19日、中国メディアの観察者網は日本メディアの報道を引用し、中国で新サービスが急速に浸透する3つのメカニズムについて紹介する記事を掲載した。
記事は、多くの日本人が中国の生活の方が日本より便利だと感じている面があると指摘。それは、シェア自転車、電子決済、フードデリバリー、タクシー配車などで、いずれもスマホ一つで利用できるサービスだ。
中国ではこうした新しいサービスが急速かつ大規模に普及する理由として、中国独特の3つの「メカニズム」が関係していると記事は分析した。その一つが、模倣企業が多く、過当競争となって料金が下がり普及するというメカニズムだ。例えばシェア自転車の場合、摩拝単車(Mobike)が昨年4月に上海でサービスを開始したが、1年たった現在では実に7社もの企業が参入。サービス内容はほぼ同じなため、価格競争となっているという。
二つ目のメカニズムは、政府による起業推奨の政策だ。「お上の意向」をくんで、大量の資金がベンチャー企業に集まるため、新しいビジネスモデルが生まれ発展しやすいのだという。
三つ目のメカニズムは、「失敗」に対する考えの違いだという。日本では失敗や事故を防ぐため、事前に規制や対策を入念に練ってからサービスを導入するが、中国ではまずサービスを始め、問題が出たら後から規制するため、新サービスが速く普及するという。
これに対し、中国のネットユーザーからは「最初は放っておいて後から管理するというのは王道」「まさにその通りだな。新しいものをまずやってみて、淘汰されれば規制の必要はないし、市場に受け入れられれば規制をし始めるのが中国式だ」などのコメントが寄せられた。
また、「次はシェア自動車が来ると思うな」という意見や、「日本社会は保守の方向へ向かっている。新しい世代が増えてないからだな」と指摘するユーザーもいた。(翻訳・編集/山中)
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