環球網 2017年4月21日(金) 0時20分
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中国僑網は、アメリカのネット掲示板で「華人よ、お前たちの犬は私たちの青い芝生を踏ませない」という内容が書かれたのがきっかけで起きた華人たちへの差別に関する論争について報じた。写真は米国の華人街。
中国僑網は、アメリカのネット掲示板で「華人よ、お前たちの犬は私たちの青い芝生を踏ませない」という内容が書かれたのがきっかけで起きた華人たちへの差別に関する論争について報じた。
記事によると、この事件を受けて、中国系SNSアプリの「微信(WeChat)」では華人たちは二つの反応を示した。「怒り」と「あきれ」だ。ある華人は「最初はすごく怒って論争したこともあるが、何も改善しない。その内、怒るのも論争するのもしなくなった。やがて、中国人の血を受け継いでいることを隠すようになり、華人が差別されていても声を挙げることすらなくなった」と語ると、華人コミュニティから非難された。「自分のルーツを語る勇気すらないのは恥ずかしいことだ」と咎められたという。
ここ数日、ある中国系の女性が講演する動画がネットで注目を集めた。数多くの若い華人と同様、女性も中国系の血を引いているため差別に苦しんだことがあるという。当初、アメリカ社会に受け入れられようとして、自分の華人ルーツを隠していたが、その結果、アイデンティティーを見失ってしまった。そのため、差別に立ち向かうことを選んだ。動画に映る女性は「私は華人であることを誇りに思います。アメリカ人であり、中国人であるのが本当の私です」と語りかけた。
2カ月前、アメリカの名門コロンビア大学では、中国人留学生の名札が引き裂かれる事件が発生した。事件を受けて中国人留学生が制作した「私の名前を言おう」と名付けられた動画が注目された。動画の作者・エンさんは「中国人が英語の名前を名乗るのは、外国の友人たちが呼びやすいように。だが、アイデンティティーの一部を隠すようになってからは、自分たちの本当の身分に対する軽視を助長しているようだ」とし、「論争せず、争わず、ただ座って静かに話をしたい。すべての偏見と差別は無知から来る。私の名前の美しさをみんなに伝えたい」と語った。国内外の世論はエンさんを強く支持した。
記事は、「かつて、中国には力が備わっていなかった。自らの考えを述べることは少なく、何かが起きても飲み込むしかなかったが、今は違う」とし、「差別に対してわれわれは怒る必要はないが、媚びを売るのはどうだろう?そのような態度は同胞から蔑まれるうえ、現地の人から真に受け入れられることもないのだ」と結んでいる。(提供/環球網・編集/黄テイ)
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