Record China 2017年4月21日(金) 15時20分
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20日、中国メディアの観察者網はエコのために野糞を続けている日本人男性を紹介した。これに対し、中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。資料写真。
2017年4月20日、中国メディアの観察者網はエコのために野糞を続けている日本人男性について紹介する記事を掲載した。
記事が紹介したのは写真家の伊沢正名さん(67歳)だ。1974年にトイレで用を足すのは資源の無駄使いだと思い始め、以来ずっと野糞を続けているという。
記事は「この男性を決してばかにしてはならない」と紹介。43年間野糞を堅持しており、野糞の回数は1万3000回以上に達し、この期間中にトイレを使用したのはわずか9回、うち6回は入院中に使用したのだという。
しかし、多くの人からは野糞が理解してもらえず、時には警察に通報されることもあると記事は指摘。妻は野糞には理解ある人だったものの、外部からの批判に耐えきれず5年前に別れたという。
伊沢さんは、野糞に対する偏見を取り除こうと、「糞土思想が地球を救う、葉っぱのぐそをはじめよう」という本を出版。野糞の方法や尻を拭くのに適した葉っぱを紹介している。
これに対し、中国のネットユーザーから「これは励まされる話だ。43年間も堅持するなんて容易ではない。俺は3日ももたない」「独自の観点を持ち行動力がある。正しいかどうかは別としてその実行力には敬服する」など、評価するコメントが寄せられた。
また、「多くの人はこの人のことを笑うが、これこそ匠の精神だ。本まで出版するなんて、これを匠の精神と呼ばずに何を匠の精神というのだ?」と称賛するユーザーもいた。
ほかには、「こんなのインドではごく普通のことだ」「この人はインドに行って発展した方がいい。インドなら歓迎してくれる」という意見もあった。(翻訳・編集/山中)
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